自宅を賃貸や売却する際に必要なクリーニング費用を安くする方法

自宅を賃貸住宅として貸したり売却する際に印象を良くすることで、借り手が付きやすくなったり、早く売れることが期待できます。あるいは、印象が良くなることで、より高く売ることができるかもしれません。

印象を良くする方法には、部屋の模様替えをして明るくする、不用品を処分する、観葉植物を飾る…など、たくさんの方法がありますが、手軽にできる方法のひとつに綺麗に掃除をすることがあります。

普段から綺麗にしているつもりでも、天井の隅や洗濯機の脇など、気がつかない内に汚れが溜まってしまったりすると思います。掃除した方が良いとわかっていても、手の届きにくい場所の清掃は簡単ではありません。そのような時は、思い切ってプロに依頼してしまうのもひとつの方法です。

プロに依頼をするとお金はかかりますが、掛けたコスト以上にメリットがあることもあります。例えば、賃貸にする場合には、一日でも早く借り手が決まれば、それだけ収入が増えますし、売却の場合には綺麗で印象が良いことで値引きが少なくて済むかもしれません。

そうは言っても、できればコストはかけたくないと考える方が多いのではないでしょうか。そこで、クリーニング費用を安く抑える方法についてまとめましたので、参考にしていただけますと幸いです。

 

1. クリーニング費用のコストダウン

自宅を貸し出す前や借り主が変わる際は、通常、クリーニングする必要があります。賃貸の場合には特に、不動産会社に一括でクリーニングなどを依頼することが多いです。その方が手間がかからず楽ですが、費用面ではとても負担となる場合があります。

しかし、クリーニングについては、さまざまなやり方、コストダウンの仕方がありますので、一点ずつ紹介していきます。

 

2. 不動産会社に一括でクリーニングを依頼する

こちらの方法は、賃貸募集契約している不動産会社に、一括でお願いする方法です。メリットとしては、貸主の手間がほとんどかからないという事です。クリーニングするにあたりまして、分譲マンションでしたら管理組合がある場合が多いです。

管理組合員は住居人の持ち回りの場合が多く、その管理組合に必要書類を提出する必要があります。

必要な書類とは以下に大別されます。ただし、管理組合により、必要書類名称や必要書類については、相違ありますので自身の管理組合規則などをご確認ください。

・クリーニング申請書
・クリーニング工程表
・部材取り換え申請書

部材の取り換えについては、床部材の張替え、浴室内機器取り換えなど、何かしら内部部材の取り換えが発生する場合には必要となるケースがあります。

書類の提出が必要になる以外にも、上下左右の住居人様にクリーニングの連絡通知もしなくてはならないケースもあります。

またそれにプラスして、マンションの管理会社にも同じような申請書や工程表も提出が必要となるケースがあります。

このような、書類について、不動産会社が全て提出したり、工程状況の調整等も行ってくれるため、一度お願いしてしまえば、基本的にクリーニングが終わるまで安心してお任せできます。

デメリットとしては、費用が高いという事です。

おおよそ、3LDK80平米の部屋の場合、一般的なクリーニングで50万円から70万円位かかります。

クリーニングの内容は、自宅内部とベランダ部の洗浄、畳張替え、シャワーヘッド取り換え、浴室内鏡取り換え、壁紙張替えなどです。

手間がかからないため、このように内容と比較しても費用面において負担になるケースもあります。

費用が負担になるのには、不動産会社が下請けの取りまとめ業者に発注します。その取りまとめ業者が各担当職人を手配するためからです。

不動産会社の取りまとめ費用、下請けの取りまとめ費用、各担当職人の費用と、それぞれの取りまとめ費用が発生してしまいます。

 

3. 自分でクリーニングを取りまとめで行う方法

こちらの方法は、自分が取りまとめ者となり、各業者に手配する方法です。不動産会社の取りまとめ費用、下請けの取りまとめ費用、各担当職人の費用と、それぞれの取りまとめ費用といった二重、三重の取りまとめ費用がカットされますので、コスト面でのメリットは大きいです。

取りまとめと聞きますと、少し難しい印象を感じてしまうかもしれませんが、実際に行うと思いの他、簡単にできてしまいます。

まず、順序としてクリーニングについて、どこの部分を行うのか?どの部材を取り換えるのか?をピックアップしていきます。

下記に一般的な例を記載します。

必要な項目

クリーニング全般

・部屋全体のクリーニング
・ベランダ部のクリーニング
・浴室、トイレ部のクリーニング

経年劣化の状況により必要となる取り換え品について

・畳を新品に取り換える、または張替えをする
・浴室内の鏡を新品に取り換える
・シャワーヘッドを新品に取り換える
・台所コンロを新品に取り換える
・壁紙を張替える

 

3-1. クリーニング全般について

次に行うのがハウスクリーニング業者に見積依頼を行います。一般的には電話で、自宅マンションの所在地、平米数、をコメントすれば概算の見積金額を教えてくれます。

何社か電話での見積もり依頼を行い、比較的に感じが良く、また金額も安い業者に本見積依頼を行いますと、後日自宅訪問してくれて正式な見積金額を提示してくれます。

おおよその目安ですが、3LDK、80平米、ベランダ部、浴室、トイレ部のクリーニング(フローリングのワックスは含まない。)でおおよそ5万円程度の見積もりが多いです。

部屋の状態がもともと綺麗な状態であればクリーニングはここまで十分です。

クリーニング費用:約5万円

 

3-2. 畳を新品に取り換える、または張替えをする

こちらにつきましては、不動産会社に一括でお願いしますと、一般的には張替えではなく新品に取り換えるケースが多いみたいです。

畳を新品に取り換える費用はおおよそ、1畳7000円~9000円前後が相場です。

畳を新品な状態に見せる選択肢の1つに張替えがあります。

張替えでしたら、1畳2000円~5000円位の相場です。

ネットで検索しますと近所の畳張替え業者も探せるかと思います。

価格的には大きいメリットとなりますので、お薦めの選択肢です。

近所の張替え業者が見つかりましたら、連絡すると、おおよその張替え金額を教えてくれます。

そして金額的に問題なければ後日、指定日に張替え業者が自宅にきて、畳を引き取りにきます。

その際には、畳の張替えのランクを相談します。

一般的にはカタログと料金表をもってきて、その場でどのランクにするか予算面も含めて相談という形になります。

ランクについては、畳表部分の素材を国産にするか海外製にするか、畳縁部分の柄、などによって変わってきます。

畳張替え費用(6畳部屋の場合):1畳2000円~5000円位 × 6畳分

⇒1万2千円から3万円

 

3-3. 浴室内の鏡を新品に取り換える

浴室内の鏡は、よく見ると白いウロコ状になって汚れている事が多いです。

これは、長年使用している中で水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムがシャワーのお湯が水蒸気となり、気化した際に化学反応で鏡にこびりついてしまうためです。

このウロコ状の汚れは、プロのクリーニング業者でも落とすのは大変な作業となり、汚れが完全に落ちないケースもあります。

そのため、浴室内の鏡については思い切って新品に取り換えるという選択肢もあります。

一般的には、ネット通販型の鏡業者が価格的には安い模様です。

鏡を新品に取り換える作業については、取付機器の仕様差にもよりますが、おおむね多少の工具(プラス、マイナスドライバーなど)があれば誰でも簡単に行えます。

この鏡を新品に取り換えるメリットとしては、浴室、台所の清潔感は借主様がとても気になされている点であるためです。

浴室、台所に少しでも不潔な印象を持たれてしまいますと、借主様の借りようとする意欲が一気に下がってしまいます。

鏡の価格については、鏡の大きさ、厚さによって変わってきますので、通販型の業者に確認してみましょう。

例になりますが、浴室にある鏡の大きさ、縦120センチ 横60センチ 厚さ 5ミリ の鏡でしたら、約2万円前後となります。

納期につきましては、電話で注文してから自宅に届くまでに、約1週間前後が多い模様です。

浴室内の鏡を新品に取り換える費用:約2万円

 

3-4. シャワーヘッドを新品に取り換える

浴室のシャワーヘッド部分については、よくひび割れや水漏れをおこし故障が発生しやすい部分です。

賃貸期間中に故障するといけないので取り換えの推奨部品です。

こちらは、近所のホームセンターで取り扱っている事が多く、6千円から3万円位の価格帯になります。

6千円代の廉価版については、シャワーヘッド部分が見た目が一目でプラスチックとわかるものが多く、いかにも安い印象を受けてしまいます。

2万位のものになりますと、クロームメッキなどが施されていて高級感があります。

こちらのシャワーヘッド部分も目立つ部分ですので、2万円位のしっかりとした物に取り換える事を推奨します。

取り換え方法については、モンキースパナやレンチ、一般の工具(プラスドライバー、マイナスドライバーなど)があれば自分で取り換え可能ですが、自分で取り換える自信がない場合にはホームセンターに取り換えについて相談してみましょう。

シャワーヘッドを新品に取り換える費用:約2万円

 

3-5. 台所コンロを新品に取り換える

キッチンは借主様の奥さまが、とても気にする部分です。

ガスコンロの錆びや油汚れはどうしてもクリーニングでは落ちなかったりして、目立ってしまいます。

一般的には、まだまだ使えるし、取り換える必要がないものでも、目立つポイントですので、思い切って新品に取り換えてみましょう。

分譲マンションであれば、ガスコンロのタイプはビルトインが多いため、取り換え費用が高額になってしまうケースがあります。

ネットで調べますと、価格的には、取付費用込みで5万円代から15万円位までさまざまなタイプがありますが、この部分に関してはできれば借主様が変わった時には、そのつど新調したいところです。

そのため、価格的には5万円代のものが良いと思われます。

品質面も大手のものがその価格帯でも選べますので、実使用上の問題点はありません。

こちらの納期はおおよそ1週間程度のものが多いです。

台所コンロを新品に取り換える費用:約5万円

 

3-6. 壁紙を張替える

こちらについては、10年周期で取り換えを推奨します。ただし、壁紙の状態が汚れてなく綺麗であれば周期を15年に延長しても構わないです。

ある程度の汚れはクリーニングで落とせますので、クリーニング業者に取り換えの可否を相談してもいいかもしれません。

例として、80平米3LDKでしたら、ネットで張替え業者を探してみると、壁紙の取り換え費用は約15万円前後になります。(壁紙代と張替え代込みの価格になります。)

張替え期間は、見積もりに30分、張替えに1日から2日程度になります。

壁紙の張替え費用:約15万円

 

4. クリーニング費用の比較

クリーニング費用について、不動産会社に一括で依頼する場合と自分が取りまとめで行う方法について記載いたしましたが、下記に費用面についてまとめておきます。

不動産会社に一括でお願いする場合にはガスコンロの取り換え費用が含まれておりませんが、追加として取り換え項目として見積もり依頼をしますと、下記費用にプラスして約10万円程度となります。

 

4-1. 不動産会社に一括で依頼する場合:約50万円から70万円位

内訳は、自宅内部とベランダ部の洗浄、畳張替え、シャワーヘッド取り換え、浴室内鏡取り換え、壁紙張替え(ガスコンロを取り換える場合は上記に約10万円プラス)

 

4-2. 自分が取りまとめで行う場合:約30万円から33万円

クリーニング費用:約5万円

畳張替え費用(6畳部屋の場合):1畳2000円~5000円位 × 6畳分

⇒1万2千円から3万円

浴室内の鏡を新品に取り換える費用:約2万円

シャワーヘッドを新品に取り換える:約2万円

台所コンロを新品に取り換える:約5万円

壁紙を張替える費用:約15万円

上記のように自分が取りまとめで行う場合には、管理組合に提出する書類(・クリーニング申請書、クリーニング工程表、部材取り換え申請書など)も自分で作成する手間と時間がかかってしまいますが、費用面の効果はそれだけに高いものとなります。

 

5. まとめ

クリーニング費用のコストダウンにつきましては、時間があまりとれない時や自分でいろいろな手配などを行うのが難しいケースには、不動産会社に一括で依頼する方法が良いと思います。コスト面では高くはなりますが、時間の効率面がでてきます。

また、自分一人でいろいろと手配もできるし、書類も作成できる、時間もある程度は確保できるという方は、自分が取りまとめで行う方法が良いと思います。

クリーニング費用のコストダウンで紹介しました推奨取り換え品(畳の交換や張替え、鏡とシャワーヘッドと台所コンロを新品に取り換え、壁紙の張替え)を行うことで、より借主様の満足度は向上して、その結果、長い期間借りてもらうことができたり、高く売ることができる可能性があがります。是非、検討してみてください。

 

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