リフォームとは、どのような工程で行われているのでしょうか。実際にリフォームを行うとなると、多くの人が、全体的にどのような流れなのか、何をしたらいいのか戸惑ってしまいます。

最近は、あえて中古の物件を購入し、自分たちの好きなようにリフォームする人も出てきており、リフォームが必要とされる場面は増えてきています。そこで、リフォームがどのような工程で行われているのか、何が必要なのかについてまとめました。

リフォームを考え始めたときから、工事が終了するまでの工程を3回に分けて見ていきます。それぞれの段階で必要なことを把握することで、スムーズに、希望に沿ったリフォームができるようになります。まずは、前編プランニングについてです。

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不動産活用で成功するには、「プロにお任せ」「業者にお任せ」ではなく、不動産活用の専門家と共に考え、共にプランを進めて行くことが重要です。

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1. リフォームする目的を明確にする

リフォームを行う上で、はじめに考えなければいけないことは、なぜリフォームをするかということです。リフォームは、目的に合わせて必要な工事も異なります。リフォーム業者も、目的が明確でないと、的確なプランの提示やアドバイスができません。

また、リフォームの目的を確認しておくことで、何を優先すべきかが明確になります。費用か、設備の機能か、工事期間か、関連部分のリフォームを追加で行うか、リフォームをする上で考慮すべきことはたくさんあります。

明確な目的を持っておくと、実際にリフォーム会社やリフォームのプランを選ぶときに、冷静に判断することができます。

1-1. 古いものを新しくする

建物を快適な環境で長く維持していくために、古いものを新しくするリフォームがあります。屋根や外壁、床下等のメンテナンスを行うリフォームです。どんな建物でも、時間が経っていくと劣化していきます。

見た目の変化は少なくても、機能はかなり低下している場合があります。古くなった部分を定期的に新しいものに変更していくことで、建物は長く快適に使えるようになります。メンテナンスを怠ると、いざという時に大規模な工事と費用が必要になる可能性もあります。

1-1-1. 新しい機能が欲しい

築年数が経過すると、新築時は最新の機能だった建物内の設備も古くなってしまいます。古いものは動作が遅く快適に使えない、最新のものに比べ電気代や水道代が余計にかかってしまうというような問題が発生します。そこで、最新の設備を導入し、より便利な機能にするリフォームがあります。

また、同じように、新しい機能を導入しながら、建物の性能を向上させることや建物の付加価値を高めることをリノベーションといいます。一般的に、リフォームに比べ大規模な工事が必要とされています。ライフスタイルに合わせ間取りを変更したり、耐震性や耐久性、省エネの性能を高めたりすることが可能です。

1-2. 家族構成の変化に対応する

家族が増えた、二世帯同居することになった、子どもが独り立ちし夫婦2人になった等、家族構成の変化に合わせてリフォームをするケースがあります。それぞれの目的に合わせて実施するリフォームも異なります。

例えば、子どもの成長とともに防音設備をつける、子ども部屋を設ける、また、夫婦2人になったので子ども部屋をリフォームし趣味の部屋や物置部屋を設ける、老後に備えてバリアフリーにする等のリフォームがあります。

リフォームを通して居住空間を有効に使い、住む人がより快適に過ごすことができるようになります。

1-3. そろそろ修理が必要

建物の設備が故障した、不具合があるがそのまま使っているという場合、その修理するためのリフォームがあります。空調や給湯器の交換や、雨漏り、水漏れ等が例にあげられます。修理が必要なものをそのまま使用していると、生活に支障が出る他、故障部分が広がり修理費用がかさむ場合もあるので、早めの修理が必要です。

このようなメンテナンス不足に加え、劣化した設備が雨や台風等のダメージに耐えられず故障し、急な修理が必要になる場合もあります。

2. 失敗しないために何を改善したいのか希望を出す

目的が明確にできたら、その目的に合わせたリフォームの内容を検討します。不便だと感じている点をどのように改善したいのか、希望を整理する必要があります。希望が出そろったところで、改めてその内容で目的が達成されるか、再度確認してみましょう。

また、全て希望通りになるとは限らない為、優先順位をつけておくことも重要です。希望の段階なので無理に取捨選択する必要はありません。後ほど、優先順位や予算を考慮しながら、リフォーム業者と一緒に検討するとよいでしょう。

2-1. どんな空間にしたいのか

リビングやダイニング、寝室や個々の部屋等をリフォームする場合、どんな空間にしたいかを考えましょう。部屋の使い方によって、空間づくりは異なります。

人が集まるリビングやダイニングは開放的に、寝室は落ち着いた雰囲気に、子ども部屋は明るく等、使い方に合わせた空間づくりが必要です。畳のある和風な空間か、フローリングのある洋風な空間かでも、機能や雰囲気は大きく異なりますし、ライフスタイルによってどちらが相応しいかも異なります。

不便だと感じているところを改善しながら、どのような空間を作っていくか、住む人みんなで話し合うのも良いでしょう。

2-1-1. 明るい部屋にしたい

部屋が暗くなってしまう理由はいくつか考えられます。部屋の明るさは、建物の周辺環境や部屋の向き、窓の大きさや数、位置に影響されます。単純に、ライトの種類や数、壁紙の色が関係している場合もあります。

明るい部屋にするリフォームの例として、窓の増設や天窓の設置、壁や床を白で統一するという方法があります。1階より2階の方が、日当たりが良い場合には、空間そのものを2階に移動するという方法もあります。ライトの種類によって明るさや、空間全体の色や雰囲気も変えられます。

このように、部屋を明るくするリフォームにはたくさんの方法があります。部屋を明るくし、どんな空間を作りたいかによって、リフォーム内容が変わってきます。

2-1-2. 広い部屋にしたい

広い部屋にリフォームする理由として、部屋が狭いことで窮屈さを感じるから、収納に困っているから、開放的な空間を作りたいから等が考えられます。

床面積が小さいが部屋を広く使いたい場合には、壁面や床に収納スペースを増やしたり、床の高さを変えたり、天井を高くしたり、内装のデザインを変更したりと、様々な方法があります。床面積に余裕があり、開放的な空間を作る場合には、部屋の仕切りをなくし一つの空間にしたり、間取りを変更したりする方法があります。

リフォームの目的や建物の広さによって、部屋を広くする方法も、収納や空間づくりの工夫も変わってくるので、何を改善したくて部屋を広くするのかは非常に重要です。

2-2. 水回りの検討ポイント

住宅の中でも水回りは、できるだけ清潔に使いたいところですが、毎日使うところなので傷みやすい部分でもあります。使いやすくしたい、きれいなものを使いたいと、リフォームを考える方も多いのではないでしょうか。

毎日使うところだからこそ、ただ新しいものにするだけでなく、今まで使いにくかった理由を考えながら、より使いやすくなるよう注意しなければなりません。

2-2-1. キッチン

キッチンは使う人によって勝手が異なります。家族構成によっても必要な機能は違ってきます。また、長年使用している間に使いにくくなってしまうこともあります。キッチンのリフォームは、使う人の勝手に合わせて行わなければなりません。

キッチンには、オープンキッチン、セミオープンキッチン、クローズドキッチンというスタイルがあり、それぞれI型やL型というレイアウトがあります。それぞれに特徴があるので、使い方や部屋の構造に合わせ選びましょう。

また、キッチンカウンターの高さも調整することができます。個人差はありますが、一般的には身長÷2+5センチメートルが使いやすい高さだと言われています。リフォームをしたにも関わらず、高さが合わなくて腰や腕が痛く、使いづらくなったということがないよう注意しましょう。

見た目やデザインだけでなく、実際に使うことを考えながら、家電の大きさや配置、動線、収納スペースについても考えておきましょう。

2-2-2. お風呂

お風呂のリフォームには、バスタブや床、シャワー等の器具の取り替え、浴室乾燥機や暖房機能の取り付け、手すりの設置等があります。古くなったお風呂を新しくするリフォームに加え、最近はお風呂での事故を防ぐためのリフォームも多いようです。

また、お風呂場をよりリラックスできる空間にするために、面積を大きくしたり、大きな窓を取り付けたりするリフォームもあります。窓の設置では外からの見え方に注意が必要ですし、予算オーバーしない範囲で計画しましょう。

いずれの場合も、リフォーム中は、浴室は使用できなくなります。簡単なものであれば1~2日ですが、大規模にリフォームする場合には1~2週間かかることもあります。リフォーム期間中の入浴方法については注意しておかなければなりません。

2-2-3. 洗面所

洗面所は、手洗い、洗顔、歯磨き、男性の髭剃り、女性の化粧と、非常に多目的な空間です。家族構成や使い方によって必要なものも異なります。使う人に合わせたリフォームをしましょう。

洗面台の高さは、高すぎると洗顔時に水が床に垂れてしまうので注意しましょう。化粧等で洗面所を長時間使用する場合には、鏡や照明も確認しなければなりません。また、洗面所には、小物やタオルを収納するスペースが必要になります。収納の位置によっては、かえって使いにくくなる場合もあるので、何をどこに収納するかイメージしながら選びましょう。

洗濯機が一緒に置いてある場合には、洗濯機が使いやすいような照明や、洗濯用品の収納スペースも確保しなければなりません。脱衣所と同じスペースにある場合には、湿気がこもりやすくなるので、床材や壁、天井が腐ったりカビが生えたりしやすくなります。素材には注意が必要です。

また、見落としがちなポイントがコンセントの数です。使う家電や美容器具を想定して余裕をもって設置しましょう。

2-2-4. トイレ

トイレは比較的狭い空間ですが、みんなが使う生活に欠かせないスペースです。家全体のリフォームであれば、トイレの位置や数も使いやすいように考えてみると良いでしょう。

便器は清潔に保てるよう掃除のしやすい形と素材を検討してみてください。大きすぎると、全体のスペースが狭くなってしまうので注意が必要です。壁や床の素材も掃除のしやすいものを選ぶと良いでしょう。収納の位置や大きさも、使い方に合わせて検討が必要です。

高齢の方が使われる場合や、老後に備えたリフォームでは、開閉しやすい扉や手すりの設置もポイントになります。トイレ内に手洗い場を作りたい場合には、十分なスペースがあるか、せっけんを置く場所やタオルをかける場所があり、使いやすいかどうかも確認しましょう。

2-3. 動線を考える

リフォームで間取りを変える場合には、動線をふまえながら考えていきましょう。家の中の動線には、家事を行うときの移動を示す家事動線、生活する中での部屋の移動を示すプライベート動線、来客時の客人の移動を示すパブリック動線の3つがあります。

一般的にはこれら3つの動線ができるだけ重ならないようにするとよいと言われています。また、家事動線はできるだけ短くし、行き止まりを作らないようにすることで、家事の効率を上げることができます。

今の間取りのままでよいと感じていても、慣れてしまっているだけの可能性もあります。一度、今の間取りでの動線を確認し、朝の身支度のとき混雑する、キッチンと洗濯機のある洗面所が遠くて移動が大変等、改善したいポイントを見つけてみましょう。

3. リフォームで失敗しないために情報を集める

どのように改善したいか希望がまとまったら、そのリフォームに関わる情報を集めます。相場を把握し、リフォームの希望をより具体的にしていく作業です。リフォームにかける費用や時間の目安もつけていきましょう。

事例や体験談を参考にしたり、イメージに近いものを見つけたりと、様々な情報を集めておくことが、より希望に近いリフォームへと繋がります。

3-1. ショールームを見に行く

ショールームでは、実際の商品を見たり試したりすることができます。カタログやインターネットの写真では分からないことが確認できる点や、実際の大きさや雰囲気を見てイメージを膨らませやすい点がメリットです。

ショールームにはアドバイザーがついており、分からないことを聞いたり、相談したりすることで、より専門的な情報を集めることもできます。

3-2. リフォームの事例を集める

リフォームの事例を見ることで、相場を把握やイメージを膨らませることができます。中には、リフォーム内容や価格以外に、実際にリフォームをした人の体験談や感想、アドバイスも入っており、注意すべきポイントが把握てきます。

インターネットでは、リフォームの事例はたくさん載っており、手軽にたくさんの事例を集めることが可能です。住宅関係の雑誌でも事例を扱っているものがあります。リフォームを行っている建設会社や不動産会社の中には、事例集を見せてくれたり、問い合わせれば送ってくれたりする会社もあります。

また、身近にリフォームを経験した人がいれば、直接話を聞いてみるのも良いでしょう。マンションのリフォームであれば、同じマンション内でリフォームをしている人がいる可能性もあり、より具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。

3-3. 雑誌を利用する

住宅関係の雑誌や、リフォームを専門に扱っている雑誌を利用します。雑誌で扱っている事例を見て、自分のリフォームのイメージに近いものを探してみましょう。屋根や外壁等、特定の部分のリフォームを専門に扱う雑誌や、その地域でのリフォームの事例を集めたものもあり、部分的なリフォームや、地域の相場を把握することができます。

中には、工事の工程や内容、素材について説明されているものもあり、より詳しい情報を得ることができます。自分のイメージに近い写真は、リフォーム業者にイメージを伝えるときの参考にできます。雑誌に記載された広告等から、気になる商品やメーカーの情報を集めるのもよいでしょう。

3-4. メーカーのWEBカタログを参考にする

インターネットでメーカーのWEBカタログを見ることができます。WEBカタログのほとんどは取り寄せることもできます。

総合カタログの他に、リフォームする部分ごとに、商品ひとつひとつのカタログが用意されています。商品ごとのカタログには、その商品の説明、カラーやデザインの例、価格表等が細かく記載されており、メーカーによる価格帯や性能の違いを比較することができます。メーカーごとの保証やサービスについても調べることができます。

4. まとめ

リフォームの全体の流れの中で、最初のプランニングにあたる部分を見てきました。プランニングの段階では、リフォームの目的と、何をどう改善したいのかの希望を明確にすることが重要です。そのうえで、様々な方法で情報を集め、相場を把握したり、イメージを具体的にしたりしていく必要があります。

リフォームを行う過程では、土台となる部分ですので、住む人みんなで話し合い、進めていきましょう。次回は、「リフォームの全体の流れを把握する 中編 業者選び」として、リフォーム業者の選び方やそのポイント、実際に発注するときの注意点について見ていきます。

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